NHK党・立花孝志氏に公開前の音声データなど提供した維新の兵庫県議3人が謝罪 “オールドメディア”への批判繰り返す場面も
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FNNプライムオンライン2025-02-24 19:35:41174440151

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兵庫県の斎藤元彦知事をめぐる内部告発問題です。

23日、兵庫県の維新の会の県議3人が会見を開き、NHK党の立花孝志党首に公開前の音声データや真偽不明の文書を提供したことを謝罪しました。

一方で、新聞やテレビといったいわゆる“オールドメディア”への批判を繰り返す場面も。

24日の“ソレってどうなの?”テーマは「情報提供の県議“オールドメディア不信”」です。

23日、会見に出席したのは、新聞やテレビに加えて、ネットメディアやフリーのジャーナリストなど50人以上。

そこに姿を現したのは、兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑を調査する百条委員会のメンバーだった維新の増山誠県議と岸口実県議。
そして、同じ維新の白井孝明県議の3人です。

維新の会・増山誠兵庫県議:
ルール違反ですので、この場を借りて謝罪をさせていただきたいと思います。

維新の会・岸口実兵庫県議:
軽率だったとしか言いようがない。

維新の会・白井孝明兵庫県議:
申し訳ありませんでした。

5時間半に及んだ会見で3人の県議は謝罪しましたが、そこで繰り返されたのは、“オールドメディア”批判でした。

維新の会・白井孝明兵庫県議:
いわゆる“オールドメディア”といわれているところの情報がすべてだった。その情報が「正しい」とされた部分がありました。しかし私が、今回の兵庫県政の闇の中で感じた部分は、「間違っている部分が報道されている」、この事実ではないかなと思う。

維新の会・増山誠兵庫県議:
マスコミに同じような情報を提供したとしても、発表がされないという危惧がございました。

また増山県議は、立花氏に音声データを渡したことについて、「(音声データは)これは公益に資する情報ではないか。『情報を県民の皆さまが知らないまま選挙に突入してしまう』という危機感があって情報提供を行った。立花氏の発信力という点において、非常に発信力のある方。この方にお伝えすることで、『県民の皆さまが知ることができるのではないか』というふうに考えたところから、立花氏に提供させていただいた。私としては『立花氏が多くのデマを言っている』という意見には賛同しかねる」と述べました。

マスメディアではなく、立花氏へ情報提供したことは理解できる行為なのか、街の人に聞きました。

理解できる(30代):
私はどちらかというと(理解)できる側。立花さんの人となりはくわしくないが、利害関係がない立花さんの方が、お三方にとっては公にスムーズにできると思い、立花さんに伝えたのかな。

理解できる(20代):
ありだと思います。メディアを1回通すと、そこで、これは「流していい」、「流しちゃダメ」ときっぱり止められてしまうことがあると思う。

理解できない(60代):
全然(理解)できない。立花さんに信頼…こんなこと言っていいか分からないが、ずっと見てても立花さんは分からない人。あの人に言ったら世間に広まってというふうに狙って、自分たちは陰に隠れているみたいな。なんかずるいなって。

お答えいただいた50人の方で、県議の主張を「理解できる」と答えたのは22人、「理解できない」と答えたのは25人でした。

兵庫県知事選挙では、立花氏は提供された情報をSNSで拡散。
斎藤知事の再選を後押しする形となりました。

青井実キャスター:
ーーさまざまな意見がありましたが、どう考えますか?

スペシャルキャスター パトリック・ハーランさん(パックン):
マスメディアに対する不信が高まっているのは間違いないと思います。ただ、今回の情報提供先がメディアより発信に責任を持っているかというとそれも疑問です。何かをリークする場合は、1人や1カ所ではなく、複数の報道機関に提供すべきだと思います。

青井キャスター:
選挙の分析が専門の法政大学大学院・白鳥教授です。
ーー今回の県議の対応について、どう思いますか。

法政大学大学院・白鳥浩教授:
県民の信頼、県議会の信頼を裏切る大きな問題のある行動だと思う。日本の民主主義、ひいては地方自治の制度自体を揺るがしかねない。そういう大きな問題だといっていい。

青井キャスター:
ーーまた、県議が立花氏に情報を提供した理由として、既存メディアへの不信を挙げています。一連の斎藤知事をめぐる報道から県議がそう受け止めざるを得ない状況をメディアが作り出してしまった可能性はあるのでしょうか?

法政大学大学院・白鳥浩教授:
放送法の中で「報道の公平性」ということが言われている。その中で、いわゆるテレビ・新聞といった、いわゆる“オールドメディア”といわれるものが、県民が必要とされるような情報を提供できていないという批判も一部あることは事実。ところが、その情報が個人情報を含むものを軽々に流す、あるいは議員として、百条委員会として知り得た情報を漏えいすることは認められていないにもかかわらず、それを積極的に特定の候補に流し、一定の意図を持って流していくといったことは決して認められるものではない。

兵庫維新の会は24日午後、党紀委員会を開きました。
情報提供に関わった増山県議ら2人から聞き取りをして、25日夜に役員会を開き、処分を決定する方針です。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/


【転載元】NHK党・立花孝志氏に公開前の音声データなど提供した維新の兵庫県議3人が謝罪 “オールドメディア”への批判繰り返す場面も


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