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岩手・大船渡市の山林火災で、市は9日午後、「火災の拡大の危険が無くなったこと」を示す「鎮圧」を発表しました。

ただ、現在も大船渡市内には避難指示が継続して出されている地域があります。

避難指示が継続しているのは、三陸町綾里の全域の他、赤崎町の長崎地区・外口地区・合足地区の合わせて3つの地区で、対象は2400人以上です。

9日午後の会見では、新たに避難指示が継続している残るすべての地域について、10日正午までに避難指示を解除する方針が市から明らかにされました。

避難指示が解除された赤崎町の蛸ノ浦地区から、FNN取材団・山本恵汰記者が中継でお伝えします。

ここから数百メートル離れた場所でも山林火災の被害は確認されています。

山の斜面は黒く焼け焦げていて、道路脇に設置されたポールも火災の影響からか、根元から折れてしまっていました。
火のいきおいの強さが、そして住宅に被害が及ぶ一歩手前だったことがうかがえます。

大船渡市は9日午後5時過ぎ、「火災拡大の危険が無くなった」ことを示す、鎮圧を発表しました。

また、発表に先立ち、午後1時には、赤崎町の4つの地区、361世帯882人を対象とした避難指示を解除しました。

住宅には、約10日ぶりに明かりがともり、これまで親戚の家に避難していたという男性は「やっと自宅でゆっくり寝られる」と、安堵（あんど）の表情を見せていました。

避難指示の一部解除は9日で3日連続。

大船渡市では、残る赤崎町の3つの地区と、三陸町綾里の全地区の避難指示についても、10日正午までに解除する方針です。

FNNプライムオンライン
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【転載元】【速報】大船渡市が山火事の鎮圧を発表　避難指示継続中の地域も10日正午までに解除へ

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