岩手・大船渡市の山火事「さらに延焼が拡大」 15日連続で乾燥注意報…あす雪と雨予報で消火どこまで
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FNNプライムオンライン2025-03-04 19:44:09304010176

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3月4日で7日目を迎えた岩手・大船渡市の山林火災。

4日午前6時半過ぎの大船渡市の魚市場付近の映像を見ると、対岸には複数台の消防車が見られます。

そして、朝日に照らされた立ち上る煙の様子を心配そうに見守る人の姿がありました。

山林火災の勢いは4日も衰えず、延焼の範囲が広がっています。

上空から見ると真っ白な煙の中に見えてきたのが、山から下りてきた炎です。
蛸ノ浦地区の住宅の目の前まで迫っている様子が確認できます。

大船渡市の蛸ノ浦地区では、住宅のすぐ裏にまで火の手が迫っていました。

さらに、午後5時から開かれた大船渡市の会見では「本日(午後)5時現在、鎮圧には至っておりません」「鬼沢・甫嶺地区の方に拡大が確認されています。また南北に拡大しているということが報告されています」と発表されました。

一体なぜ、ここまで火災が広がり続けているのでしょうか。

秋田県から緊急支援で入っている消防隊の1人、秋田県緊急消防援助隊の俵谷俊明さんは、今回の火災の消火の難しさを「表面だけ消しても、土の中にまだ火種が残っているために再燃してしまう。その日消し止めたものが次の日にまた再燃しているということで、それがなかなか難しいところでした」と語ります。

今回の延焼の一因は、空気の乾燥です。

大船渡市には、4日で15日連続となる乾燥注意報が発表されています。

火災の発生当時に出動した消防団に所属する地元の漁師・斉藤新吾さんは「消防団の範疇(はんちゅう)を超えているので解散になったが、地元に火がきている中で何もできないのは歯がゆい気持ち」と語りました。

一方、避難所では、災害時の感染症拡大を防ぐ岩手県の医療支援チーム「ICAT」が、4日から避難所での活動を開始。

医師や看護師などが3つの班に分かれ、換気や消毒の状況など避難所の感染症対策を確認しました。

ICATメンバーで岩手医科大学の長島広相医師は「厳しく指導をすると負担をかけるので、バランスを考えながら。ただ感染症が起きてからでは手遅れなので、なるべく少しでもリスクを下げたい」と話しました。

5日からは雪や雨の予報が出ていて、火の勢いが収まるきっかけになればと期待されています。

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【転載元】岩手・大船渡市の山火事「さらに延焼が拡大」 15日連続で乾燥注意報…あす雪と雨予報で消火どこまで


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