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中居正広氏の女性トラブルなど一連の報道を巡って、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスは23日に臨時取締役会を開きました。

そこで、日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会の設置などを決めました。

第三者委員会では、中居氏の女性トラブルについて、フジテレビなどの関わりや、認識してから現在までの事後対応、類似する事案の有無などが調査されます。

また、会見の在り方が問題視されている17日の記者会見についても、27日にオープンな形式で改めて行うことになりました。

こうしたフジテレビを巡る問題に対し、政界からも厳しい意見が相次いでいます。

村上総務相は、24日朝の閣議後会見で「情報流通行政局長から同社の嘉納代表取締役会長に対して、第三者委員会において早期に調査を進め、その結果を踏まえ、適切に判断対応して頂きたい旨を要請いたしました。フジテレビにおきましては、早急に事実関係を明らかにして、視聴者やスポンサーの信頼回復に努めていただきたい」と話しました。

さらに、他の大臣からもこの問題について言及がありました。

平デジタル相：
マスメディアも大企業のガバナンスに関する問題が起きたときは厳しく追及しているわけですから、自らもしっかりとガバナンス機能を発揮していただきたい。信頼が非常に重要な事業領域だと思いますので、フジテレビには手続きを踏んでガバナンスを発揮していただきたい。

23日夜には、フジテレビの社員へ向けた説明会が非公開で開催されました。

社員の強い声を受けて開催されたこの説明会は、フジテレビの嘉納修治会長と港浩一社長の謝罪の言葉から始まりました。

フジテレビ・嘉納修治会長：
まず皆さま方に謝らせてください。一連のこの事案で大変皆さまに不安、そしていろいろ業務上もそうですし、いろんなことでご迷惑を、そしてご心配をおかけしました。本当に申し訳ありません。

フジテレビ・港浩一社長：
この件に関して皆さんに多大なご迷惑、ご心配、業務の支障を招いていることを深くおわびします。

先日の会見について、社員からは「一般感覚の著しい欠如」と指摘があるなど、閉鎖的と批判された17日の会見の在り方についても、次のように説明しました。

フジテレビ・港浩一社長：
オープンでネット系も入ってくると、不規則発言や彼女のプライバシーが侵害される恐れもあるのではないかという懸念が一番大きく頭を占めて、クローズドな会見になりました。
終わって失敗したと思いました。ああいう会見になってしまい、クローズドな形でマスメディアとしてあり得ない形の会見になってしまったこと、本当に深く反省しています。

経営陣の退陣を求める声も上がりましたが、嘉納会長は何度も「今は言えない」と返答。

その理由について具体的な返答がなかったことから、参加した社員から苦笑いがもれる場面もありました。

一方で、「説明会の場で笑いが起こるのは違う。そういう失礼なのはやめてもらいたい」などと涙ながらに訴える社員もいました。

記者会見は、27日午後4時から行われ、フジテレビの対応について説明する予定です。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/

【転載元】フジテレビ2度目の記者会見は27日午後4時からオープン形式で実施　総務相「早急に事実関係を明らかに」

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