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世界中を飛び回る客室乗務員。子育てと両立しながら乗務する人もいるため、全日空では不規則な勤務をサポートする取り組みが始まっています。
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https://news.ntv.co.jp/category/society/8d6206092065485fa09b40a252049612
東京・羽田空港、全日空の客室乗務員・津末真樹さん。入社29年目のベテランですが、乗務がない日、あることを行っているといいます。
この日、夕方に向かったのは、同僚の客室乗務員の子ども、そうくん(3)の保育園のお迎えです。
そのころ、そうくんのお母さんは、羽田―秋田・往復便の勤務。羽田には午後5時ごろに戻るため、ある社内の取り組みを利用し、津末さんに子ども任せ、勤務に向かいます。
それが去年、全日空で始まった「チャイルドケアステーション」という子育て支援の取り組み。客室乗務員が乗務以外の日に、子育て中の同僚のサポーターとなり、子どもの送り迎えなどを行います。
早朝や泊まり勤務もある客室乗務員。育児を機に仕事から離れる人を減らそうと、客室乗務員のアイデアから生まれました。
全日空・元客室乗務員 鎌田明子さん「急な勤務変更からフライトになったママさんCAから『今日は保育をしてくれる人を探すのに、とっても苦労した』と話を聞きました。安心して仕事に行くことができて、長く仕事を続けることができたらいいなという思いで、この企画を始めました」
予約は専用のサイトで、自分の希望に合ったサポーターを選び、マッチング。1時間あたり、1100円をサポーターに支払います。
津末さんも息子がいますが、子育てが一段落。後輩の力になりたいとサポート役を買って出ました。そうくんの自宅でお母さんの帰りを待ちます。
遊びに夢中になること1時間半。お母さんがお弁当を用意してくれていました。おなかも、いっぱいに。
そして、お迎えから3時間たった午後7時。お母さんが帰ってきました。
そうくんのお母さん 西川沙織さん「ありがとうございました。お世話になりました」
この取り組み、客室乗務員同士だからこそのメリットがあるといいます。
西川さん「イレギュラーの多い仕事ですので、事情のわかっている同じ会社の、同じ職業の方に来ていただける点で、相談しやすかったりとか、保育をお願いするに当たって安心感があります」
津末さん「やめる選択肢よりは、少しでもいいので周りの人に、たくさん甘えて(仕事を)続けてほしいなと思っています」
取り組みは整備士などにも対象を広げ、働きやすい環境の整備が進められています。
(2024年12月14日放送「news every.」より)
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