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石破首相の予算委員会デビュー戦。
先日に続き、感情が顔に出た本格論戦の幕開けとなりました。
石破首相:
おはようございます。お世話になります。
立憲民主党・安住委員長:
こちらこそ。
少数与党となった影響か、野党の委員長に笑顔で応じる石破首相。
立憲民主党の安住議員も予算委員長デビューです。
自民党・小野寺政調会長:
委員長、座り心地はいかがですか?
立憲民主党・安住委員長:
あまりよくない。
石破首相:
その椅子、あまり座り心地よくないよね。
野党で最初に質問に立ったのは、立憲民主党の野田代表。
トップ対決となりました。
立憲民主党・野田代表:
12年前は私がそちらに座っていました。連日鍛えていただきました。きょうはご恩返しの一歩と思います。この問題について、党として再調査する気持ちがあるのかどうか。
石破首相:
何が問われているかというと…。
ヤジ:
むにゃむにゃしゃべるなー!
石破首相:
きちんとものを申し上げております。よくお聞きください。
自民党の裏金問題を巡る論戦では、ヤジに石破首相がムッとする場面も。
石破首相:
新たな事実が判明したと私自身認識しておりません。新たな事実が出れば、それは党として調査することもございましょう。
ヤジ:
出てるよー!
石破首相:
現状において、そのような認識を私は持っておりません。
野田代表は、与党側が慎重な姿勢を崩していない企業・団体献金の禁止について追及しました。
立憲民主党・野田代表:
政党に対しての企業団体献金の見直しって、ずーっとずーっと付則に入ったまま見直しされないまま今日来ている。責任持って30年前の宿題を片付けようじゃありませんか。
石破首相:
(企業・団体献金の)禁止よりも公開ということだと思っている。いかにして有権者の判断に委ねるだけの透明性・公開性を確保するかということ。政党助成金を導入する代わりに企業・団体献金は廃止の方向になったという事実は実際にございません。
立憲民主党・野田代表:
来年以降に結論を出そうという動きになっている。何で来年まで延ばすんですか。年内に企業・団体献金の問題も含めて決着をつけようではないか。
石破首相:
いつまでも引き延ばしていいなどということは全く思っていない。
立憲民主党・野田代表:
最低限いつまでにということをお答えいただきたい。
石破首相:
それは議論の熟度を上げ頻度を上げ、どれほどそれが煮詰まっていくかということ。当然でしょ、議論やってるわけですから。
石破首相は結論を出す時期について「議論の熟度や頻度が上がれば、おのずから定まってくる」と述べ、明言を避けました。
立憲民主党・野田代表:
もうとっくに1年前から議論やっていたのに、まだ結論が出ていないというのは許しがたい。
一方、103万円の壁の見直しについて、石破首相は「目いっぱい働けるようにしていく社会をつくることが第一の目的でなければならない」と述べました。
午後には、不倫問題で役職停止処分を受けた玉木代表に代わり、国民民主党のトップを務める古川代表代行が質問。
国民民主党・古川代表代行:
103万円の壁の話をはじめとして、手取りを増やす。我々が提案する政策をしっかり受け止めて実現していただきたい。では最後に政治改革について伺います。
壁の見直しについて迫るかと思われましたが、協議中であることに配慮してか、あえて石破首相の答弁は求めませんでした。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
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