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アメリカメディアは、トランプ氏が大統領選に勝利した後の今月7日に、プーチン大統領と電話会談し、ウクライナ侵攻を激化させないよう忠告したと報じました。一方、ロシア政府は2人の会話はなかったと否定し、「全くの作り話だ」と非難しています。
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https://news.ntv.co.jp/category/international/6266ce69c2bf46dabc66cd7ae657c41a
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炎とともに、黒い煙が立ち上るのは、ロシアの首都、モスクワ近郊の住宅。ロイター通信によると、これは少なくとも34機のドローンによるウクライナ軍の攻撃で、モスクワへの無人機攻撃としては、ウクライナ侵攻開始以来、“最大のもの”と伝えています。この攻撃で少なくとも5人がケガをしました。
一方、同じ日。ロシア軍も145機もの無人機で、ウクライナ南部のオデーサなどを攻撃。住宅や通りの店が破壊されました。
被害受けた住人(10日)
「(ドローンが)この家に激突して、爆風で外に投げ出されました。ほんの一瞬のことでした」
オデーサでは、少なくとも2人がケガをしたということです。
さらに、アメリカのニューヨークタイムズによると、ロシア軍は、ウクライナ軍の越境攻撃が続くロシア西部クルスク州に、北朝鮮兵を含んだ5万人の兵力を集めているということです。そんな中、ささやかれているのが、ロシア軍による数日以内の”大規模攻撃”です。今後、ウクライナ軍の陣地への正面攻撃に、北朝鮮兵が参加する可能性があるとも伝えています。
激化するロシアとウクライナの戦闘。
この戦いを終わらせるかもしれない、そのカギを握るのが、アメリカの次期大統領、トランプ氏です。アメリカメディアは、トランプ氏が大統領選に勝利した後の今月7日、初めてプーチン大統領と電話会談したことを報じました。
その際、トランプ氏はプーチン大統領に対し、次のように忠告したといいます。
トランプ次期大統領
「ウクライナ侵攻を激化させるな」
また、ヨーロッパには多くのアメリカ軍が駐留していると、念押ししたということです。
しかし、日本時間11日夜、タス通信によると、ロシア政府は「全くの作り話だ」と否定。現時点で、プーチン大統領がトランプ氏と接触する具体的な計画はないと述べました。
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ロシア政府が電話会談を否定したことについて、専門家は…
国際情勢に詳しい 慶応義塾大学・廣瀬陽子教授
「(ロシア政府は、)国内的には隠しておきたいんだろう。安易に内容を話すと臆測を生んで、ロシア側の士気が落ちてしまう可能性がある。あえて(電話会談したことを)言わない方がいいんじゃないかという判断が働いた可能性が高い」
ロシアによる“大規模攻撃”の可能性について、冬に起こる可能性を指摘。
慶応義塾大学・廣瀬陽子教授
「冬に極まったときに、電力施設に一気にミサイルを使う可能性がある。そこで北朝鮮兵もきたら相当厳しい状況になると。冬の電力攻撃って相当響く。(ウクライナ側は)つらい思いをしたくないと、戦争全体を継続するのが難しくなってくる。(ロシア側は)そこを狙う可能性がある」
一方、トランプ氏は今月6日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談をしたとも報じられ、ウクライナを支援する意向は示しましたが、詳細は明らかにしなかったということです。
(2024年11月11日放送「news zero」より)
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