■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ハロウィーン当日の10月31日夜。
多くの警察官らが警戒に当たった東京・渋谷駅周辺。
2023年と比べ、ある変化が見られました。
目立っていたのは外国人のコスプレ。
渋谷でのハロウィーンといえば、2018年、軽トラックが横転させられる事件が発生。
酒に酔った若者たちが暴徒化するなど、トラブルが相次いでいました。
そこで渋谷区は、2023年に続いて「ハロウィーンを目的に街に来ないで」と呼びかけ、10月からは渋谷駅周辺での夜間の路上飲酒を通年で禁止に。
10月31日はエリア内の店舗に酒類の販売自粛も要請しました。
そのため、ハロウィーン当日は、仮装をしている人は少なかった。
仮装をしている人よりも警察官のほうが多い印象。
以前に比べ、仮装する人は少なくなったのでしょうか。
渋谷若者事情に詳しい芝浦工業大学デザイン工学部・原田曜平教授は、「治安が悪化しすぎて若者たちが離れてしまった。“渋ハロ離れ”ってすでに起こっていて、行政が厳しくしたから減ったんじゃなくて、すでにそういう流れがあった中で行政が厳しくして決定的に消滅した、こういう流れが正しいと思う」と話します。
街を行き交う多くの人は普通の服装。
その中にも、ちらほらと仮装している人の姿が。
仮装している人の多くは、外国人でした。
アメリカ人:
ハロウィーン大好きです。渋谷で初めてのハロウィーン。
中国人:
私たちは中国人です。留学生です、私たち。今年は(仮装の)人が少ないなと思いました。
渋谷区長は、今後、外国人への働きかけが課題としています。
渋谷区・長谷部区長:
どうしても外国の方に伝わりきってなく、来年に向けての大きな課題だと思います。
専門家は、ハロウィーンの夜渋谷に集まる人は今後大きく減少するとみています。
渋谷若者事情に詳しい芝浦工業大学デザイン工学部・原田曜平教授:
インフルエンサーも最近は「おうちハロウィーンやってます」みたいな感じで、要は「私渋谷ハロウィーン行ってないよ」ということで、好感度を得ようとするくらい激変していた。渋谷区の方針として当面厳しい規制が続いていくと思うので、少なくとも日本の若者たちは今度も行かなくなる。昨日のSNSで広まるわけですから、来年以降、渋谷に集まるカルチャーはなくなって、当面はほぼ消滅したというふうに考えられるのではないか。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■