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薄暗い中を進むドローン。
周りには、パイプや柱のようなものが確認できる。
福島第一原発1号機の原子炉の格納容器の内部を、東京電力が初めてドローンで撮影し、映像を公開した。
ことしの3月11日で、東日本大震災から13年。
中の様子を、かなり鮮明に確認することができる。
腐食したように見えるが、はしごはしっかりと形をとどめており、1階から2階へと上がる階段にも大きなダメージは見られない。
奥へ進むと、少し開けた空間になっており、柱などはすっかりさびついて、床には多くの破片が散乱している。
震災当時の状態、そのままだろうか。
内部には、さまざまなものが手つかずのまま残されていた。
落下してきたとみられる照明のカサや、2015年の調査に使用され途中で動かなくなった遠隔操作ロボットも色あせ、9年間、この場所に取り残されていた。
一方、内側に近づくにつれ、放射線の影響でたくさんのノイズが入る場面も。
装置に不具合が発生したため、今回の調査は中止。
燃料デブリがあるとみられる底の部分に近づくことはできなかったという。
FNNプライムオンライン
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