コンクリ柱に無数の注射器 一体何が? 実は重要な器具だった
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FNNプライムオンライン2023-10-20 20:25:0059948901118

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番組に寄せられた写真をよく見ると、コンクリートの柱に、おびただしい数の物体が突き刺さっている。

一見、注射器のようにも見えるこの物体、なかなかのインパクトだ。

写真は、リニューアル工事が行われている、神奈川県の西湘バイパス高架下で15日に撮影された。

橋の補修工事の一環のように思える“注射器”。
一体、何の目的で柱に設置されたものなのか。

NPO法人大分県コンクリート診断士会・児玉明裕理事「コンクリートの橋桁(はしげた)等に、ひび割れが発生しているものに対して、注射器を使って(樹脂を)注入して、ひび割れを埋めることをやっている」

コンクリートの柱に刺さった無数の注射器。
その正体は、柱を補修するために欠かせない器具だったのだ。

NPO法人大分県コンクリート診断士会・児玉明裕理事「一定の圧力で、注射器につけたゴムの圧力でゆっくりと樹脂をひび割れの奥深くまで入れる必要がありまして、注射器のようなもので注入することが一般的になっている。一定の圧力でいれることで、奥深くまで浸透する。ひび割れの奥の深さがわからないので、注入量が管理しやすい。再注入とかが容易に可能」

これは「低圧注入工法」といい、注射器型の器具で、ひびの内部に補修材をゆっくりと注入する工法。

この補修工法を採用することで、補修剤を構造物の内部に注入し、鉄筋とコンクリートの接着力を回復することができるというのだ。

道路の安全を保つために欠かせない、この工事。

NEXCO中日本は、この工事について「西湘バイパス(早川ICの付近)で、現在大規模なリニューアル工事を行っており、その一環としてひび割れなどの補修について、並行して進めています」とコメント。

この器具については、すでに撤去されているという。

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【転載元】コンクリ柱に無数の注射器 一体何が? 実は重要な器具だった


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