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気象庁などはこれから10日にかけて、西日本から東日本で再び大雨となる見通しで、大雨災害の危険度が高まる恐れがあると警戒を呼びかけています。今回の雨の特徴について、気象予報士で防災士の市村紗弥香さんと共にお伝えします。
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https://news.ntv.co.jp/category/society/678e99f80aa840c78fa53bce24a2b430
■広い範囲で長く… 再び災害級の大雨に警戒
中島芽生アナウンサー
「再び災害級の大雨に警戒が必要ということですが、この週末はどうなのでしょうか」
市村紗弥香・気象予報士/防災士
「はい、今回は九州だけでなく広い範囲で大雨になり、しかもそれが降り続く恐れがあります。8日朝から日本海側に広く雨雲がかかり、非常に激しく降るところも出てきそうです」
「9日にかけても日本海側では雨雲が途切れません。太平洋側にも雨雲の範囲が広がって、近畿や東海、そして関東でも一時、雨が強まり、雷雨となるところもありそうです。この雨は週明けの10日になっても、九州北部や中国地方などでは降り続く恐れがあります。総雨量が多くなるので、広い範囲で土砂災害や浸水の被害、川の増水、氾濫に警戒が必要です」
■九州…さらに250ミリの雨量予想?
中島アナウンサー
「今回の雨には、どのような特徴があるのでしょうか?」
市村・気象予報士/防災士
「上空1500メートルに『暖かく湿った空気』があります。熱帯の大陸のあたりから、流れてきています。ということは、普段、東南アジアで降る熱帯のスコールのような激しい雨が、日本でも降る可能性があるんです。しかも、スコールのように”降ったらすぐにやむ”というわけではなく、梅雨前線が停滞しているので、それが”ずっと降り続く”という恐れが出てきます」
「8日夕方までに予想されている雨量は各地で100ミリを超えますが、特に先日、『7月の1か月分』の雨が降った九州では、さらに250ミリとかなりの雨量が予想されています。今回も、線状降水帯が発生する可能性も考えられます」
●予想雨量(※8日(土)午後6時まで)
九州北部 250ミリ
中国 150ミリ
関東甲信・北陸・東海 120ミリ
■災害への備え「家族で相談を…」
中島アナウンサー
「警戒が必要ということですが、加藤さんは大雨などの災害へ、どのような備えをしていますか?」
加藤清史郎さん(俳優/現役大学生/『news zero』金曜パートナー)
「地震などが発生した時に備えて、家族のルールで玄関に少なくとも1足は靴を出しておいて、すぐ逃げられるようにしています。ただ、大雨に関しては、まだ少し意識が不十分だったと思います。家族と相談して、色々と考えていきたいと思いました」
中島アナウンサー
「家族と話し合うのは大切ですよね。広範囲に長く降り続き、災害級の大雨になる危険性があります。できる限りの備えをして、最大限、警戒感をもって週末を過ごしてください」
(2023年7月8日放送「news zero」より)
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