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岸田首相は、情勢が悪化しているアフリカ・スーダンの首都ハルツーム市内で、退避を希望していた全ての日本人の退避が完了したことを明らかにしました。
ある政府関係者は、希望する日本人全員を退避させたことを受け「限られた時間の中で、なんとか最初のオペレーションは、うまくいった」と話しています。
岸田首相「本日未明にかけ、大使館関係者を含むスーダンの在留邦人とその家族計8名、希望していた大使館員を含む全ての在留邦人の退避が完了いたしました」
スーダンに滞在する日本人の退避をめぐっては、これまでに日本人と配偶者あわせて45人が自衛隊の輸送機でジブチに退避していましたが、岸田首相は25日朝、新たに「大使館関係者を含む日本人と、その家族のあわせて8人が出国した」と明らかにしました。これにより、首都ハルツーム市内で希望していた全ての日本人の退避が完了したことになります。
ある政府関係者は、オペレーション成功の要因として「自衛隊の拠点がスーダン周辺国であるジブチにあり、ジブチを拠点として対応できたことが大きい」と振り返りました。
関係者によると、首都ハルツームの空港は戦闘で近づくことができず、日本人の退避希望者は自衛隊の輸送機が着陸できる東部の拠点まで、陸路で20時間近く移動する必要があったということです。
一方、松野官房長官はスーダン南部の国境エリアに、退避を希望している日本人が1人残っていることを明らかにしました。政府はジブチに臨時事務所を開設し、日本人への対応などにあたるということです。
(2023年4月25日放送「ストレイトニュース」より)
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