【台湾総統・アメリカ下院議長】アメリカで初会談... 中国の“反発”どこまで?
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日テレNEWS2023-04-07 09:48:21155570129

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台湾の蔡英文総統が 5 日、アメリカのマッカーシー下院議長と会談し、結束をアピールしました。反発したとみられる中国は、台湾を船で囲みました。昨年夏には総統と当時の米下院議長が台湾で会い、中国はミサイルを発射。今回の訪米が及ぼす影響は?

■日本近海にも…空母含む 3 隻の中国船

防衛省の統合幕僚監部が 6 日公開した写真には、中国の空母が写っています。同省は 5 日、空母「山東」を含む 3 隻の中国艦艇を、沖縄・波照間島の南約 300 キロの海域で確認したことを発表しました。

さらに、台湾海峡でも動きがありました。中国は「特別な巡航パトロール」を発表。台湾海峡を通過する貨物船などに対して検査を行い、対象は台湾籍の船も含むという内容です。

台湾が中国の船に囲まれました。こうした動きは、台湾の蔡英文総統のアメリカ訪問に反発したものとみられます。

■ロス郊外で会談…会場前では衝突も

その蔡総統が 5 日いたのは、アメリカ・ロサンゼルス郊外です。マッカーシー下院議長が出迎え、握手を交わしました。

下院議長は、大統領、副大統領に次ぐ要職です。台湾の総統がアメリカ国内で下院議長と会談するのは初めてのことです。

蔡総統は共同会見で「私たちが築き上げた平和と民主主義がかつてないほどの困難に直面しています。アメリカが共に立ち向かうことに感謝します」と述べました。

マッカーシー下院議長は「台湾とアメリカ間の友情は、自由、平和、地域の安定を維持するために不可欠だ」と応じました。2 人は結束をアピールしました。

この時、会場の前では会談を歓迎する人たちと抗議する人たちが、取っ組み合いになる場面もありました。「蔡英文! 国をそむく者だ!」「台湾独立の支持者を倒せ!」と声が上がり、衝突しました。

■専門家「政治性を低くした場所選び」

去年 8 月には、ペロシ前下院議長と蔡総統は台湾で会いました。中国はこれに猛反発し、台湾海峡に向かって弾道ミサイル 11 発を発射していました。

6 日、中国は対抗措置も辞さない姿勢を改めて強調しましたが、今後の反発はどうなるのでしょうか。中国と台湾の関係に詳しい東京外国語大学の小笠原欣幸名誉教授に聞きました。

「大規模な軍事行動にはならないとみています。蔡総統が、トランジットという名目でアメリカに立ち寄りました。そしてワシントン DC ではなくてカリフォルニア(で会談)。政治性を低くしつつ、アメリカと台湾の絆を強調する場所の選び方でした」
(2023年4月6日放送「news zero」より)

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【転載元】【台湾総統・アメリカ下院議長】アメリカで初会談… 中国の“反発”どこまで?


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