【動画の長さ : 03:21】
youtubeiconauthorpublishdateplaycountsfavoriteslikes
YouTube
Links
FNNプライムオンライン2024-03-16 18:50:00166910250

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

電車の部品を再利用したマンションを、鉄道業界で初めて、関東の大手私鉄が手がけた。
どのように電車の部品が再利用されたのか。

3月15日、関東の大手私鉄京浜急行電鉄が公開したのは、神奈川・横浜市にある地上6階建ての分譲マンション。

マンションのエントランスには、実際に走っていた列車の座席が置かれている。

築28年の会社の社宅をリノベーションしたもので、1LDKから3LDK、あわせて64戸の販売が始まっている。

鉄道業界として初めて、引退した車両の部品を再利用したのが、入居者が誰でも利用できる共用スペース。

その中に入ると、目の前には、京急電鉄おなじみのあかね色の列車の座席が、物が置ける網棚ごと設置されている。

実際に京急大師線で運行し、2023年3月15日に引退した、1500形の座席をそのままの形で再現したということで、鉄道ファンにとってたまらないスペースとなっている。

座席などは、神奈川・横須賀市にある車両工場で取り外し、クリーニングを経て再利用された。

なぜ、マンションに車両の部品を再利用したのか。

京浜急行電鉄株式会社 すまい事業部・齋藤健介さん「環境に配慮した貢献ができないか、鉄道会社の住宅部門として、独自性のある商品企画をしたかった」

ワーキングスペースには個室も設置されており、ドアの上には、電車の側面に設置される「車側灯」と呼ばれる明かりがついている。

室内灯をつけると、車側灯が点灯する仕組み。

さらに個室の室内には、それぞれ車両を製造した年やメーカーが書かれたプレートがさりげなく飾られている。

マンションの階数を表示する数字のプレートも、車両を識別する「車両番号銘板」が使われている。

京急電鉄によると、廃棄される予定だった部品の中から、長期間の使用に耐えうるものを選び、再利用しているという。

晴れた日には、東京湾や千葉県のベイエリアが望めるリノベーションマンション。

こうした物づくりをさらに進め、環境に優しい社会に貢献していきたいという。

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/


【転載元】電車の座席や網棚を再利用 京急電鉄がつくる“引退車両マンション”


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■