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本州最南端ののどかな町が、かつてない期待にあふれている。
小学生「わたし的にはすごくうれしいです。(町が)有名になってくれて。成功してほしいです」
町民が楽しみに待ち望んでいるのは、9日午前11時過ぎに和歌山・串本町から打ち上げられる、全長18メートルの小型ロケット「カイロス」。
ロケットの打ち上げ見学場となる海水浴場では、モニターの準備や会場の設置など、着々と準備が進んでいた。
このビッグイベントに人口わずか1万4000人の町民たちは、「とっても楽しみ。ワクワクしてます。あのあたりで、ボンって飛ぶのではないかな? 生きてる間に打ってくれたと思って」、「できるだけ長く見たいからね。見えなくなるまでやー!」などと話した。
打ち上げを行う企業・スペースワンは、「時間を味方につけて市場を制する」という思いで、ギリシャ神話に出てくる時間の神・カイロスから名前をつけた。
カイロスは日本で初めてとなる民間ロケット発射場からの打ち上げ。
さらに、民間のロケットに政府の人工衛星を搭載し、軌道への投入が成功すれば、こちらも日本初となる。
スペースワン・豊田正和社長「官主導できた日本の宇宙事業を、ぜひ民主導の宇宙事業に変えていきたい。それが宇宙事業ではなくて、宇宙産業に日本を変えていく」
ロケット最先端の町になることで、高齢化と人口減少が進む町が少しでも元気になることを期待している。
FNNプライムオンライン
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