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5月30日の杜の都、宮城・仙台は、いつもとは違う光景が広がっていた。
JR仙台駅前の広場は立ち止まって、スマホを操作している人でいっぱいになっていた。
ベンチに座って2台のスマホを操作する男性。
さらには、3台を駆使して何やら変わった操作をしている女性の姿も見られた。
彼らが熱中していたのは人気スマホゲーム「ポケモンGO」だ。
30日、仙台市で「ポケモンGOフェスト」が開幕したのだ。
海外からの観光客に「ポケモン好きですか?」と聞くと、ご機嫌で、「イエス!」「大好きです!」「ヤバい」との答えが返ってきた。
午前9時半、会場となる七北田公園には、トレーナーの皆さんが続々と集まってきていた。
平日とは思えないすごい数で、世界的なイベントとあって、日本だけでなく海外から多くのファンが殺到した。
参加者は、スマホの位置情報を利用し、会場となった公園内をウロウロと探索し、スマホを凝視してゲームに夢中していた。
木の下にはスマートフォンを操作する人たちが密集している。
見事、限定のポケモンをゲットできた人も。
市内各地でも、珍しいポケモンが集められるとあって、商店街には、人がズラリと並び、イベント開催中、市内のホテルはほぼ満室となった。
中には、あまりの人気に宿泊料金が1泊8万円ほどに高騰し、通常の10倍となるホテルもあった。
イベントが盛り上がりを見せる中、駅前には、スマホ3台使いの“つわもの”がいた。
そのポケモントレーナーの女性に話を聞いてみると、家ではお盆にスマホを9台乗せて、ピアノをたたくようにポケモンGOを毎日しているという。
この女性は、自作のポケモンの交換リストを持参し、外国のファンから海外限定ポケモンをゲットしようとしているそうだ。イベントは6月2日まで行われる。
FNNプライムオンライン
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