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4日午後3時48分ごろ、H3ロケット4号機の打ち上げられました。
H3ロケットは、これまで4回打ち上げが延期されていて、5度目の正直となります。
ロケットに詳しい和歌山大学の秋山演亮教授と見ていきます。
――延期が繰り返されているが、今回、条件はどうか?
秋山演亮教授:
今のところ、打ち上げ前判断でもGO判断となっていまして、準備とかロケット本体、天気、飛行機・船の進入もなさそうなので、打ち上げられると思います。
今回のH3のロケットは、衛星の投入がミッションとなっています。
防衛省のXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」という地球の自転と同じ周期で回る静止衛星を搭載していて、H3ロケットとして初めての搭載となります。
――静止衛星を軌道に乗せるのは難しい?
秋山演亮教授:
非常に難しいんですが、日本は昔から「はやぶさ」などの実績もありますので大丈夫だろうと思います。
――私たちの生活に活用されるものは何かある?
秋山演亮教授:
これは防衛省の衛星ですが、例えば、災害が起きた時、石川県でも通信が途絶えると避難活動がなかなか難しいんですが、そこに対して大きな通信手段を確保するという大きな役割を果たすので、われわれの防災的なところでかなり大きく役立つ衛星になります。
――打ち上げの成功だったりは、どういうところで判断すればいい?
秋山演亮教授:
この後、最終的に衛星軌道に放り込むまで分からないんですが、ロケット側として一番気になるのは、最初の8分間ぐらいでトラブルが起こることが多いです。まず8分過ぎて、10分くらいまで飛んでいれば大丈夫だなと思って安心できるんですが、今の時間帯は関係者一同、ハラハラしていますね。8~10分を過ぎると恐らく大丈夫だと思います。
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