【解説】与党の過半数「厳しい情勢」参院選の終盤情勢を分析
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日テレNEWS2025-07-16 21:34:0530712701324

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参議院選挙の終盤の情勢分析をお伝えします。

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https://news.ntv.co.jp/category/politics/c6f0c41f833e4c0d8a34904684c59018

自民党は苦戦する選挙区が増えていて、30議席台半ばにとどまる見通しです。公明党も10議席以上獲得できるか、ギリギリの攻防が続いています。

立憲民主党は勢いを維持していて、30議席台をうかがっています。

同じく勢いが衰えていないのが、国民民主党と参政党です。国民民主党は目標とする16議席を上回る可能性があり、参政党は2ケタ議席を上回る勢いです。

では、与党は目標としている参議院全体の過半数を維持できるのでしょうか。

そもそも与党は、今回の選挙の対象ではない非改選議席が75議席あります。

過半数となる125議席をとるためには、50議席を獲得する必要があります。ただ自民・公明の情勢をみると、与党で50議席を確保して過半数を維持するのは厳しい情勢になったことがわかりました。

   ◇

与党で過半数維持は厳しい情勢になったということですが、与野党はそれぞれどう受け止めているのでしょうか。ここからは政治部官邸キャップ・平本典昭記者に「自民“大逆風”…2つの想定外」「なぜ?参政に“異常”追い風」「どうなる?『2つの数字』上昇」の3つの疑問を聞きます。

──自民党への逆風が吹いていますが、「2つの想定外」とはなにがあったのでしょうか?

自民党は序盤の情勢分析より終盤にかけて悪化しています。石破首相は連日候補者の応援演説に入っていますが、周辺に「とんでもない逆風が吹いている」と漏らしています。

1つ目の想定外は「自民党員の支持離れ」です。

象徴的な写真が1枚あります。ある候補者の石破首相が来る直前の演説会場の様子です。通常、首相が来るときはいわゆる「動員」をかけて自民党支持者を集めるのですが、会場に空席が目立つのは「異例」といえます。ある自民党幹部は「自民党員の熱気がない」「支持が固まってない」という想定外の事態を漏らしています。

2つ目の想定外は選挙期間中に飛び出した「失言」です。

先週、自民党の鶴保参議院予算委員長が能登半島地震をめぐり「運のいい事に」と発言し辞任に追い込まれました。ある自民党のベテラン議員は「接戦区では、あの失言で逆転され、野党優位に変わった」と指摘しています。

こうした中、接戦区で戦う自民党中堅議員の1人は「最後は組織票を固めればまだ逆転は可能だ」と話すなど、逆風を地力でどこまで食い止められるかの戦いになりそうです。

──自民党が厳しい戦いを強いられる中、追い風が吹いているのが参政党ですね。

当事者の参政党幹部の1人でさえ「異常な追い風だ」と戸惑いを見せています。この要因について、ある自民党幹部は「反自民の票がほとんどが参政党に流れている印象だ」、別の自民党ベテラン議員は「既成政党の嫌悪感の受け皿になっているのでは」と分析しています。

──参政党の勢いは、このまま続きそうですか?

今回の調査では、一定の回答者が投票先を明らかにしていないので情勢は変わる可能性はあります。

参政党をめぐっては、多くの与野党の議員が「この勢いは投開票日まで増し続けるのではないか」という見方を示しています。

一方で、不確定要素もあります。

参政党の公認候補者がロシアメディアに出演しました。が、その出演について、党職員が党本部に無断で許可したとして、神谷代表がその職員を処分する意向を示す事態が起きました。

このインタビューをめぐってはSNSなどで「プロパガンダに利用された」、つまりロシアの政治宣伝に利用されたなどの指摘が出ています。参政党の幹部も「経験が浅い候補者も多く、党のガバナンス問題が課題」と嘆くなど、新しい政党ならではの問題も抱えています。

──そして3つめの疑問です。「どうなる?2つの数字が上昇」というのは、何の数字でしょうか?

1つ目はマーケットの数字です。マーケットが今回の選挙戦をどうみているか、その指標となるのが長期金利の上昇です。

15日の東京債券市場で、長期金利の代表的な指標となる10年物国債の利回りが16年9か月ぶりの高い水準となりました。

市場関係者は「給付や減税などを与野党問わず打ち出していて財政が悪化することへの懸念が要因では」、別の市場関係者は「金融市場で日本への信用度が下がるのが心配だ」と、警鐘を鳴らしています。

──長期金利の上昇は、日本経済への悪い影響も懸念されますね。もう1つの上がっている数字とは、なんでしょうか?

もう1つは、投票に関わる数字です。

現時点で期日前投票の投票率が上がっているんです。今回、投開票日が異例の3連休の中日で投票率が下がらないか?という声もありましたが、今月13日時点で期日前投票の投票率が前回より2.07ポイント上昇したということです。

「政権選択」の意味合いもあるといわれる、今回の参議院選挙。有権者の関心の高さがうかがえる数字といえます。

──投票日は20日の日曜日です。前日の午後8時まで期日前投票は行われますので、ぜひ大切な一票を投じていただけたらと思います。
(2025年7月16日放送「news every.」より)

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