【山火事】岡山・愛媛に韓国・ロサンゼルスなど世界各地でも発生する背景に地球温暖化による極端な乾燥?“山火事が山火事を呼ぶ”負の連鎖の状態に
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FNNプライムオンライン2025-03-24 19:15:0113511094

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自動車が行き交う道路のすぐ脇で燃え上がる炎。
現場は愛媛・今治市の住宅街です。

住宅街に迫りつつあったのは、23日に発生した山林火災の炎でした。

記者が119番通報をしていると、付近の住民らがバケツの水などで消火作業を始めます。

今治市で山林火災が起きたのは23日の午後3時50分ごろ。

夜を徹しての消火作業が行われていましたが火災は現在も続いていて、午後2時35分の時点で約145haを焼失しています。

火は強い風を受けて燃え広がり、これまでに南区の他、隣接する岡山・玉野市と合わせて約250haが延焼。

住宅など6棟も被害に遭っています。

農家の男性:
(焼けたのは)農業用作業倉庫。ニンニクはもうああいう感じで、ネギは熱風でいかれた。これから(スイカの)苗を作るところだったけどその種をここに置いていた。それもみんな焼けてしまった。大事な種だったんよ…。

岡山市は住宅に燃え広がる可能性があるとして、南区の403世帯に避難指示を出していましたが、午後5時半前に解除されました。

そして今、海を越えた韓国でも山林火災が相次いでいます。

韓国当局などによりますと、21日午後から各地で山林火災が発生。

そのうち、南東部にある慶尚南道(キョンサンナンドウ)では、消火作業に当たっていた消防隊員ら4人が死亡しました。

周辺では4カ所で山林火災が発生し、2700人以上の住民が避難。

現場では、ヘリコプター120機以上を投入しての消火作業が続けられています。

2025年は1月にアメリカ・ロサンゼルスで大規模な山林火災が発生。

2月から3月にかけては岩手・大船渡市でも山林火災が起き、大きな被害が出たばかりです。

山林火災が相次ぐ原因について日本大学生物資源科学部・串田圭司教授は、「地球温暖化が進むと気温が上がるだけでなく、極端な乾燥というのが起こりやすくなる。特にことしは極端な乾燥が起きて、山火事が拡大してしまったと言える」と推測します。

その上で、「山火事というのは燃えることによって二酸化炭素を出している。二酸化炭素というのは、つまり地球温暖化を引き起こす温室効果ガスであるということで、地球温暖化もより進む。地球温暖化が進むと、極端な乾燥と強風というのがまた起こりやすくなるので、さらに山火事が起きやすくなる。どんどん回っていくような、悪循環をするような構造になっている」とさらなる負の連鎖に警鐘を鳴らします。

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