【イギリス訪問:前編】晩さん会・バイク隊員と握手…その日伝えきれなかった“印象的な場面” 同行取材で感じた天皇皇后両陛下の“思い”
【動画の長さ : 08:42】
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日テレNEWS2024-07-28 06:30:0146570124

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イギリスを国賓として訪問された天皇皇后両陛下。
今回のご訪問は、長く交流を重ねてきた日本の皇室とイギリス王室、皇室外交ならではの国際親善の姿が見られました。
即位後初めての外国訪問として計画されていた両陛下のイギリス訪問は、コロナ禍があり、エリザベス女王が亡くなり、チャールズ国王のがんの治療もあり、4年以上経ってからの実現となりました。天皇陛下は繰り返し、エリザベス女王の思い出を語り、女王のもとでのご訪問でなかったことは本当に残念に思われていると思いますが、次の世代であるチャールズ国王と陛下が、「未来に向けた」相互の理解と信頼でつながっていることを印象づけるご訪問にもなりました。
”令和のスタイル”が見られたのは晩さん会。
即位後初めての親善訪問として訪れた去年のインドネシアでは、晩さん会でのお言葉が無かったので、陛下にとって、天皇として初めての外国公式晩さん会でのスピーチ。陛下は全編英語で話されました。
陛下は皇太子時代から国際会議などでも英語で話されていて、側近らからも「英語でいかがですか」と英語のスピーチだったのは自然な流れだったようです。
これまで晩さん会では、出席者はテーブルの上にある翻訳の紙に目を落として聞くのがよく見られた光景でした。今回は、陛下が話し始めて両国の交流の歴史を振り返り、「友好関係が損なわれた悲しむべき時期」に触れられると、会場がしーんと静まり、出席者は陛下の言葉に耳を傾け、チャールズ国王が度々陛下の顔を見つめていたのが印象的でした。
祖父の昭和天皇から直接話を聞き、父の上皇さまの思いを受け継いだ
陛下ならではの内容だったと思います。
陛下は皇太子時代も英語や訪問国の言葉でスピーチされています。
2018年、フランス訪問の際のベルサイユ宮殿で行われた大統領主催の晩餐会では。
<天皇陛下>
Pour conclure mon propos, j’exprime de nouveau mes vifs remerciements à Monsieur le Président de la République et à Mme Brigitte Macron pour leur hospitalité et leur délicate attention. Je forme également des vœux pour un développement encore plus poussé des relations amicales entre mon pays et la République française ainsi que pour la bonne santé et le succès de vous-même Monsieur le Président de la République et de toutes les personnes ici présentes.
À votre santé!
(和訳)最後に改めて,マクロン大統領閣下及び令夫人の格別のおもてなしに対し,心から感謝申し上げるとともに,我が国とフランス共和国の友好親善関係の一層の進展と,マクロン大統領閣下を始め御列席の皆様の御多幸と御繁栄をお祈りし,杯を上げたいと思います。
Santé(サンテ)(乾杯)

陛下は両国の関係の部分は日本語で話したのち、最後の部分をフランス語でスピーチされました。
陛下はその場にいる人たちとその時間、気持ちを共有することを大切に思われているのだろうと
感じてきました。
今回、陛下は、イギリスでの4つのスピーチ全て、全編英語でした。
金融街「シティ」のギルドホールで行われた晩さん会でも、約650人の出席者の前で度々笑いをとっていらっしゃいました。
<天皇陛下>
「その際お昼時に近くのパブを訪れたことも良い思い出です。留学当初は、どうしても英国のお金の扱いに慣れず、ついついコインより紙幣を多く使ってしまい、結果として手元には重いコインをためることとなり、ある時それらが財布から一遍にこぼれ落ちてしまったことがありました。私は大いに慌てましたが、周りにいた人達が手分けして拾ってくださり、英国の人たちの優しさに触れ、すがすがしい気分になりコレッジに帰りました。」

会場には一体感がありました。陛下はイギリスでのスピーチについて、次のように振り返られています。
<天皇陛下>
「皆さん、笑っていただいたのは嬉しかったですね。しかし何か今回も感じましたけれども非常に温かい雰囲気の中で晩さん会、バッキンガム宮殿もそうでしたし、それからギルドホールもそうでしたし、非常に温かい雰囲気の中でスピーチをすることができて、何か比較的リラックスしながらお話をすることができましたし、皆さんがこちらの方をよく聞いてくださっているということがわかって、これは大変話している私としても嬉しく思いました。チャールズ国王陛下も本当に心温まる素晴らしいスピーチをしていただいて、このことに対しても心から感謝しております」
今回のイギリス訪問でもう一つ、心に残った場面がありました。
それは、帰国のためイギリスの空港を出発される際のこと。
天皇皇后両陛下は、わざわざ列を離れて、警護にあたったバイク隊員と握手し、丁寧にお礼を伝えられていました。
イギリス最終日は、初めてお二人でオックスフォードを訪問されましたが、
実は、ロンドンから向かう高速道路が交通事故のため、通行止めとなる事態がありました。
先に向かっていた取材陣のバスは数時間足止めとなりましたが、両陛下を先導するバイク隊は、
機転をきかせて下道を利用しながらオックスフォードに向かったそうです。
現地への到着は30分遅れほどで済み、両陛下は大幅な変更をすることなく、思い出の地を
まわられることができました。
バイク隊の先導の技に宮内庁幹部らも感心しきりで、皇后さまが笑顔で丁寧に話されている様子からも感謝の気持ちが伝わってきました。
実は、皇太子時代にも陛下が空港で警備にお礼を伝えられているのを
見たことがあります。
2017年デンマーク訪問の際、帰国される空港での場面です。
陛下は飛行機に乗り込む直前、今回のイギリスと同じように警備にあたった人たちに丁寧にお別れを告げられていました。
陛下はイギリス留学時代から護衛にあたる人たちを大切に思い、今回の滞在中、その遺族とも会われています。
今回の天皇皇后両陛下のイギリス訪問は、「令和」の両陛下のお考えやご活動が、よりはっきりと伝わってくる長く記憶に残るものになるだろうと感じています。
後編では、両陛下の若い人たちとの交流、思い出のオックスフォード訪問を振り返ります。

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